WEBサイトの分析、してますか?
自社のサイトで今何が起こっているかを把握していますか?
会社の売上を上げていくために、自社内のチームでサイト分析をしてもいいですし、外部に委託するのもひとつ。何かしらの方法で自社のウェブサイトの分析をし続けるのが大切です。
「どんなページで離脱しているか?」
「どんなブログ記事が読まれているか?」
「どういった導線でユーザーはサイト内を推移しているか」
こういった「ウェブサイトの分析」を毎月地道に続けることで、WEBサイトの集客力は上がってきます。
施策と分析をなるべくセットで
最初はプロに発注し、毎月の分析とはどのようにやるかを見ると良いでしょう。
しかし、単に動きのないサイトの分析をしても意味がありません。
SEO対策をしてみたり、キャンペーンのLP(ランディングページ)やWEB広告を打つといった施策と同時に始めてこそ意味があります。
広告で一定のページにアクセスを集め、そのページからの成約率は何%か?
そのページから他のページに行ったユーザーは何割で、どのページで離脱(他のサイトへ行くこと)しているか?
これをデータから解析することで、そのキャンペーンに意味があったのかなかったのか、次回はどうするかを決めることができるんですね。
まずは2大分析ツールを導入しよう
有名な分析ツールは、
そして、
です。上記クリックすると、それぞれのツールの特長がわかります。
これらの分析ツールを活用するには、それぞれのサービスから「コード」を取得して自社のサイトに実装します。このあたりはプロのWEB制作業者か、HTML/CSSをいじったことのある会社のスタッフに相談してみましょう。
サイト分析の定番項目
では、サイト分析をする際にチェックしたい定番の項目を見ていきましょう。
Googleアナリティクスとサーチコンソール、双方で見ていきます。
①Google「アナリティクス」の主な分析項目
まずは「Google アナリティクス」から。ウェブサイトの分析においては完全必須のド定番ツールです。もちろん無料。下記に、チェックすべき基本項目を解説しますね。
1) 直帰率
全体の訪問数のうち何%が1ページしか見なかったか、の指標です。
2) セッション数
ユーザーがサイトを閲覧し始めてから離脱するまでを「1」とカウントします。
3) ユニークユーザー数
一定期間内でユーザーがサイトを訪れた数を示します。同一人物の訪問は「1」にまとめられます。
4) ページビュー数
閲覧されたページの総数です。
5) 参照元
どの検索エンジンやサイトから流入してるのかがわかります。
6) 検索クエリ
どんな検索キーワードでサイトに入ってきたがわかります。
7) 行動フロー
ユーザーがどのページから見始め、どこで離脱したのかがわかります。
【TOPICS】2023年で旧型アナリティクスはサポート終了
なお、Google アナリティクスは2023年7月で旧型のアナリティクスはサポート終了となり、以降は新しい「GA4」と呼ばれる新しいアナリティクスに統一されます。考え方も見た目も結構変わるので、これから始める方はこのタイミングをきっかけにスタートするのも良いでしょう。
①Google「サーチコンソール」の主な分析項目
そして「Google サーチコンソール」。一般的にはアナリティクスほど有名はでないかもしれませんが、アナリティクスと並ぶ分析ツールの定番中の定番です。ページのエラー警告やサイトマップの送信など、アナリティクスだけではわからないことや、操作できないこと可能にしてくれます。「Google サーチコンソール」では下記の基本項目をチェックしましょう。
1) 検索パフォーマンス
アナリティクスの「検索クエリ」と同じです。検索キーワードです。
2) カバレッジ
サイト内のページのインデックス具合やインデックス除外ページ、エラーがわかります。
3) サイトマップ
サイトマップを送信できる機能です。
4) リンク
どんなサイトから被リンクを受けているかわかります。
サイト分析は多面的に行う
アナリティクスやサーチコンソールを今回はご紹介していますが、この他にもヒートマップやGRCなどの検索順位計測ツールを使ったり、ウェブ広告をやっているならばその効果も検証に合わせます。
この他にも、ブログ単体の効果検証、LPでの集客を行っている場合はそちらも分析します。
チラシを配布しているならば、その媒体からの流入を検証するなども行います。
このように、ウェブサイトの分析は多面的かつ包括的に行うことで、現状の課題が見え、改めての要検定義が可能になるのです。
分析を放置する=サイトの存在価値なし
もし、ウェブサイトを作ってなんとなく放置しているならば、それは制作した費用をドブに捨てているようなもの。
その場合、まずはプロに分析をしてもらってから、その1年後くらいに自社内でやってみるなんてのもありですね。
当社の場合だと、お客さんと「サイト分析の会議」をレポートと共に毎月実施しています。最初の頃はお客さんも聞くだけだったのですが、2〜3年経過してくるとさまざま議論が可能になってくる。
お客さんがビジネスをしている市場は、やはりお客さんが一番詳しいので、分析結果を元に次の施策を考えるとき、お客さんのご意見や勘というのは非常に強力なヒントになります。
WEBサイトに潜むさまざまな問題点
WEBサイトの課題はさまざまな箇所に散らばっています。
例えばサイト内の導線や、
お問合せへの大きな動機となるCTA、
それらを包括したサイト全体のなめらかさ。
あるいは、最後の砦である「お問い合わせフォームにある問題点」がマイナス要因になっていることも。
デザインにこだわりすぎたあまり、肝心のライティングが大いに甘いなんてのも日常茶飯事。
制作を切り詰めすぎて、写真撮影にお金をかけず、自社内で撮ったものを適当に使用し、ブランディング的に失敗していることも多いです。もちろん、ウソまみれの盛り盛りブランディングはいけませんが、あまりにも古臭く素人感丸出しのサイトや、パッと見は悪くないが内容が詰まってないウェブサイトは問題。
社内でブログをやっているのはいいけれど、更新も中途半端や停滞していて、単にブログが社員の負担になっているケースも。
ざっと挙げるだけでもこれだけの「定番の分析ポイント」がありますから、ウェブサイトで何が起こっているか把握するのはとても大切なんですね。逆に言えばこれだけの問題を放置してるなら、そりゃうまくいかない。
「数字」が語る自社の現状
自社のビジネスをどのように前に進め、集客力やブランド力を高めていくか。これはサイトの分析なくしてはなかなか具体的な施策は立てられないんです。
分析は現実的な「数字」を元に行われるので、納得度も高いという利点もあります。期待していたキャンペーンが意外とダメだったり、気楽にやってみた企画がうまくいったりなどはよくあることですが、その結果・傾向・対策を「数字」で整理できるのは良いですよね。
いま、集客のためのSEO対策やウェブ広告に興味があったり、サイトを作り立ててここからどうしていいやらという状況でしたら、まずは「かるく広告を打ってみて、分析してみよう」から始めるのをオススメします。
当社にもお気軽にご相談ください。まずは広告など打たない状態での「現状の分析」からご提供します。