デザインに気を取られるのが素人
WEBサイトを作るからには確かにデザインは美しいほうがよく、そこにこだわる発注者や制作サイドは後をたたない。
実際にそれは良いことで、会社やサービスのブランディングにも大きく関わること。
しかし、現実的にはデザインが良いだけでは検索で優位に立てるわけでもなく、ものが売れるわけでもない。
つまり、デザインにこだわるのは時間の無駄。
実はこだわるべきは集客であり、そのために必要なのはウェブサイト上の「テキスト」なんです。
売りやすい「デザイン」に比べ、なんとも地味な「テキスト」だからこそ軽視され、ここが集客の要になることはあまり知られていません。
Googleはテキストを見ている
Googleはサイトの検索順位を「そのサイトに何が、どれほど書いてあるか」で決めています。
デザインは「見えない」のです。機械だから。そしてデザインとは人の主観によって大きくその評価が変わるため。
しかしテキストであれば、同じラーメンを語るにしても「麺・スープ・器・店員・店の場所・雰囲気・口コミ」などなど、詳しく書こうと思えばいくらでもいけます。ここで「詳しいサイトとそうでないサイト」の差が明確にです。すなわちそれが「検索順位」につながります。
「SEO」と言われるところですね。
ウェブサイトでは「ライティングに予算」を
ホームページの制作では、予算を削りたいばっかりに「テキストは自社で用意する」といったかたちで、自社内の誰かがなんとなく書いた原稿をサイトに流し込んで終了ということがよくあります。
これは、ウェブ制作会社にとっては「超ラクチン」で、あとは適当に「こだわりのデザイン」などと言ってお客さんの擬似的な満足度を高め、本質から目をそらすことサッサと納品できます。
そういう制作会社は、テキストがダサかろうが、Googleから見たらゴミでしかないレベルでも、知ったこっちゃありません。納品して入金してもらってサヨウナラ、というやつですね。
発注側のお客も真実を知らされてないので「デザインはプロに、テキストは自分たちで作れたし、費用も削れた」と得した気持ちになるわけです。本当は大いに損をしているのですが。
ウェブサイトにおいて、Googleはもちろん閲覧する人を口説き落とすのは「テキスト」でなければできません。最後は「言葉」です。
おしゃれすぎる店は「何屋かわからない」
街を歩いていて「この店は美容院かな、、、いやカフェかブティックかな….まあいいや…」と素通りしたことはないでしょうか。
これをウェブサイトでさせてはいけません。
デザインを洗練させすぎるあまり、よくわからないことになっていたり、実態より「よく見せすぎる」ことで客を最終的にガッカリさせることはよくあります。ブランディングに金をかけすぎるのは愚行、とは当サイトもたびたび警鐘を鳴らしていることです。
たまにもてはやされる「アイソメトリック」のウェブデザインも、どこまでユーザーが感心しているかは不明です、盛り上がっているのはデザイナー側だけで、ユーザーからしたら「たんなるイラスト」とスルーされている可能性は結構否定できないと考えます。
プロのライター、SEOの専門家チェックを経た原稿を
ぜひ、次回サイトを作るときは発想を転換させてください。
デザインを捨てろ、デザインはいい加減でいいという話ではありません。
しかし、ウェブで競合他社と戦うためには「デザインよりも実は大事なものがある」ことを覚えておいて欲しいんです。
ウェブ制作の際は、掲載する情報にプロのライターをアサインしてもらい「セールスライティング(営業的な優れた文章」」を実装する。そこにSEOの要素を付加する。ここに予算をかける。
「いやー、自社の説明くらいはいうちで書けるよ」というのは論外です。日本語が書けることが重要なのではなく「ウェブ集客の施策」の話なんですね。
ライティング、テキストを軽視せず、制作に臨んでいける会社になっていただけると、他社よりも強い広報が可能になります。
なお実はこの話「撮影」にも当てはまるんですよ。