Googleサーチコンソールは簡単なツール

「Googleアナリティクスだけでも十分挫折しそうなのに『Googleサーチコンソール』って何よ…」

そんな声が聞こえてきそうですが、今回ご紹介するサーチコンソールはアナリティクスに比べとてつもなくシンプルな画面なのでご安心を。

サーチコンソールは項目も少なく「初心者のマーケッター」や「分析とかよくわからないWEB担当者」にも最適なツールなんです。

Google提供のマーケティングツールって、なんだかんだ難しいものが多い印象かもしれませんが、このサーチコンソールは最もカンタンなツールかもしれません。

では、いったい何ができるのか。サーチコンソールで確認できる代表的な特長を「5つ」ご紹介しますね。

特長①「カバレッジ」がわかる

カバレッジを確認する人

いきなり「カバレッジ」と言われても、わからないですよね。しかしこれはサーチコンソールの花形機能と言っても良いほどの、重要サービス。

「カバレッジ」とは「カバーしている範囲」という意味で、Googleがあなたのサイトのどのページを認識しているか、ということを示しています。つまり、認識されてないページは、検索結果にあらわれません。書いた記事やコンテンツが、無駄になるということです。大変ですよね。

カバレッジとは、検索エンジン=Googleに「登録(インデックス)」されたページがわかるんですね。

このカバレッジにて「検出-インデックス未登録」や「クロール済み-インデックス未登録」となっているページは、他のページとコンテンツがかぶっていたり、質が低いなど、なんらかの原因あって認識=インデックスを拒否されているページです。

その場合はカバレッジの項目から「インデックス登録のリクエスト」を行い、インデックスされるようにしましょう。

特長②「サイトマップ」が送れる

サイトマップのイメージ

次に『サイトマップ』という項目では、前項④『URL検査』で出た理由を改善するときなどに使います。

自社のサイトのページがインデックスされてない場合は、サイトマップのファイルのURLを送信すると、Googleがサイト全体や該当ページを読み込みに来てくれます。

これによって、検索結果に表示されるようになるケースあがります。

あるいは、サイト内でほぼリンクが貼られておらず、たどり着きにくいページがあった場合なども、Googleにサイトマップを送信することでインデックスされることがあります。

しかし、送信しすぎは禁物。基本的にGoogleのクロール(サイトを読み込みにくること)は自然に任せるのがベストです。こちらからsitemapを連投して送ると「特定のページ群しから読み込まない」という事態はよくある。サイト内の内部リンクが弱い記事などは、いくらsitemapを送ってスルーされ、いつまでも読み込まない可能性があるんです。

なので、ちょっとやきもきしますが、基本はGoogleからの自然なクロールに任せるのが良し。もしいつまでも認識されないページがあれば、次項目「URL検査」で調べ、前項目「カバレッジ」の説明どおり、そのページの「インデックス登録のリクエスト」を行いましょう。

特長③「URL検査」ができる

URLの文字

前項目①②とも関連しますが、『URL検査』という項目もサーチコンソールならでは。

「せっかく書いた記事なのに、なんで検索結果に出ないんだろう?」

こんな疑問の原因がわかります。まだインデックスされてない(=Googleが読み込んでない)といった理由が表示されるんですね。前々項目①の「カバレッジ」でもわかりますが、特定URLをピンポイントで調査したいときに役立つ機能。

ここだけは画面左側のメニューでなく、上部の検索スペースから実行できます。

特長④「検索ワード」がわかる

検索窓のイラスト

そして『検索パフォーマンス』。

ここでは、

「どんな検索キーワードで自社のページが表示されたか?」
「何回表示されたか?」
「そのときの平均順位は何位か?」
「何回クリックされたか?」

こういったデータを見ることができます。アナリティクスでも似たような機能はありますが、アナリティクスはその画面に行くのに一苦労。

しかしサーチコンソールは画面左のメニューから選ぶだけなのですぐに上記のデータを俯瞰できるんです。

特長⑤「被リンク」がわかる

サイト同士のリンクのイメージ

次に『リンク』という項目。

ここで「被リンク」が確認できます。

被リンクとは「外部のサイトから自分のサイトに貼られたリンク」のこと。

SEOにおいて「どんなサイトからリンクが貼られているか?」はとても重要。また、怪しいスパムサイトからリンクが貼られてないかどうかもチェックできるんですね。

例えばあまり良くないSEO業者と契約した場合、その業者が順位を上げるために怪しい被リンクを貼ることがあります。しかしそれはこちらからは確認することができません。

しかしサーチコンソールがあれば「なんでこんなリンクが貼られているの?」というのがわかります。

昨今はGoogleが不適切なリンクはカウントしないという体制を一応とってはくれてますが、放置も心もとないということならば、Google「リンク否認ツール」もあります。ただしビギナーがいじるのは少し難易度があるので、まずは否認ツールの使い方を見て検討しましょう。

サーチコンソールは便利なシンプルツール

Googleサーチコンソールのロゴマーク

今回は、サーチコンソールの代表的な特長を「6つ」ご紹介しました。

Googleアナリティクスが「ユーザーの分析ツール」ならば、サーチコンソールはGoogleと双方向でやりとりできる(相手はシステムですが)「問題解決ツール」といったところ。どちらも便利なウェブの分析ツールですね。

サーチコンソールの登録は「Googleサーチコンソール」へどうぞ。Googleの別サイトへ飛びます。

なお、サーチコンソールと双璧となる「Googleアナリティクス」の見方に悩む方は、当サイトの『Googleアナリティクスの見方。初心者は「3項目」に注目を』チェックしてみてください。