書いた記事、なんで検索に出て来ない?

せっかく書いたブログの記事や、ウェブサイトに作ったページが「なぜか検索に出て来ない」と困っていませんか?

そんなとき「まあ、検索順位がかなり下なんだろう」と、スルーするのは結構危険です。

なぜならその記事、Googleのお墨付きを得てないので、何もしなければ「永遠に検索に出てくることはない=書いてないのと一緒」という可能性があるから。

Googleに「インデックス」されることが必須

Googleのロゴマーク

実はWEBサイトのページやブログって、作って公開したらすべてがインターネット検索に出てくるわけではないんです。

「インデックス」っていうもんがありまして、Googleがそれをしてくれないと検索には出て来ないんですね。つまりGoogleにそのページ、その記事が認められる必要があるんです。

一般的なホームページ、ワードプレスで作られたようなブログなど、世の中のサイトはまずGoogleに認められなければなりません。

現在YAHOO JAPANの検索結果も含め「検索」を仕切るのが事実上Googleなので、この「インデックス」を得ないといけないわけです。

「インデックス」の可否はどこでわかるの?

Googleサーチコンソールのロゴマーク

自社の管理サイトのインデックス具合(及びインデックスされてない具合)は、Google提供の「サーチコンソール」でわかります。

Googleアナリティクスは知っている人は多いかもですが、このサーチコンソールには無頓着のWEB担当者さんもたまにいるので、身に覚えがある方はお気をつけください。そして速攻サーチコンソールを見れるようにしておきましょう。タグをサイトに入れるだけなので、扱える人ならすぐに終わります。

サーチコンソールはそれ以外にも、読み込めないページや、テキストが小さすぎてよろしくないページなども教えてくれたりなど、アナリティクスとはちがって「いろいろかまってくれる」親切なサービス。まだの方は今日から活用していきましょう。

そして「カバレッジ」という項目を見て「有効(=インデックスされている)」と「除外(=何らかの理由でインデックスされてない)」ページをチェックするんですね。

どうやったらインデックスされるの?

インデックスについて悩む人

では、Googleに記事やページがインデックスされるには、何に気をつければいいのでしょうか。

以下に、インデックスされるための主な「4つの要素」を挙げていきます。逆に言うと、インデックスされてない場合はこれらが出来ていないから、となります。

①オリジナルであること

他のサイトのコピペやほぼコピペなどパクリ記事、パクリページはインデックスされません。

②内容が詳しく・充実していること

内容が薄い場合はインデックスされません。文字数が多ければいいというわけではないですが、丁寧なページは必然的にそれなりの文字数(2,000字以上など)にはなるはずです。

③過去の焼き直しでないこと

同じサイト内に似たような内容の記事がある場合もインデックスされません。類似記事の作成には要注意。多少類似であってもテーマやSEOの対策ワードは明らかに異なることを目指しましょう。

④ソースコードに問題がないこと

リリースしたてのウェブサイトにありがちですが、記事やページに「no index(Googleのインデックス拒否)」のコードが入っていたりもあります。このような場合はサーチコンソールがエラーをとして教えてくれます(アナリティクスでは教えてくれません)。

インデックスの基準を知っておこう

ルールブックの写真

このように、Googleに「インデックス」されるには、オリジナル要素があること、内容が充実していること(≒文字数にも関係)など、条件があります。ようは「誰かのためになるような詳しい記事」ってのはすぐにインデックスされます。早ければ即日にインデックスされます。(あとでインデックス取り消しになることもあるので油断はできない)。

しかし、内容が薄いもの、片手間で書いたようなもの、過去のネタをかぶっているもの、これまで使い古された題材などは、これまで数億、数兆分の記事を見てきたGoogleのデータベース上ではすぐにバレます。「ああ、これは検索に出す価値ねーわ」とGoogleが判断したら、いくら「公開」してようとも検索には出てきません。

なので、もし会社で当番制やノルマでブログ記事を書いているなどで義務的に形だけの記事を書いていたら、インデックスされず、存在しないのと同じという事態となるるわけです。

インデックスのルールや仕組みをい知らずに、検索に出てこない記事を量産しているとしたら…愚の骨頂ですね。

「対Google策」としてリリースは早めに

リリースを急ぐ女性

このサイトでもことさら「WEBはさっさとリリースして、そこから育成する」のが大事とお伝えしていますが、このインデックスの問題とも深く関わりがある話です。

記事やページやは、なるべく完璧を喫して世間に公開したいのはやまやまですが、いつまでも下書きのままでは、その記事がそもそもGoogleに認めてもらえるかがわかりません。

もしあなたが、まだそれほど注目度の高くない企業や商品のWEBサイトにかかわっているならばなおさら、記事やページは早めに公開し、インデックスの可否を確認するのが良いでしょう。インデックスされなければ「何が足りないのか?」を考えるフェーズに進むことができ、建設的です。

書いた後「インデックスされているか」がまず大事

記事のインデックスをスマホでチェックする男性

記事の書きっぱなしは「最悪」です。

インデックスされてないまま、この世に存在してないまま放置されている可能性がある、ということがわかりましたね。

書いた後はなんとなく検索して「見当たらないなあ」とあきらめたり、曖昧にせずに「サーチコンソール」でインデックスの可否をチェックしましょう。

SEO対策という意味でも、ウェブサイト全体の価値や存在意義という意味でも「インデックスされる」ことは命題中の命題なんですね。