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4月1日 05:50

社長や部長にウェブサイト制作を口出しさせない方法

なんだかんだと出てくる社長や部長

いざホームページを作ろう、リニューアルしようとなったとき。最初は勝手がわからないだけに、社長も部長も「今回は若い人だけでやってみなさい」的なこと言うものです。

しかしそれは、全貌がつかめないから言っているだけで、ちょっとも口を出せそうなものを見つけたら「あーだこーだ」と始まるのが常。

ウェブ担当者としては、それらの意見を無視はできないし、なかなか辛いところですね。

今回は、そんな社長や部長をうまく立てつつ、かといって自分勝手にはさせない方法を「3つ」ご紹介します。

なお、この記事はあくまで「社長・部長への対策」であるので、本当のWEBサイトの作り方の順番ではありません。大事なところは記事中のリンクを読みながら進んでいくと、抑えることができます。

社長や部長に口出しさせない「3つのステップ」

ではさっそく「3つのステップ」として、やっておける策を見ていきましょう。

①競合調査(要件定義)で緊張させる

マーケティングやブランディングを考えるうえで「競合調査」というのは必須中の必須です。

ライバル会社3~5社の、

①デザイン
②コンテンツ
③ターゲット
④集客方法(広告・SNS・SEO等)

最低でもこれらをエクセル表などにまとめ、傾向を俯瞰できるようにします。細かい書類、しかもWEB関係になると社長も部長も流し見程度かもしれませんが「競合会社」という話題になると多少の触手は動くでしょう。なお、こういった調査は自分のためにもなるので、やっておきましょう。

そして「要件定義」を固めていきます。これについては『ホームページの成功は要件定義書で決まる【3ステップ作成法】』をチェック。

この要件定義書を社長や部長にも「相談」というかたちで見せていく。ここでの狙いはすでに「あなた方の好みが入る余地はないんですよ」「ちなみに私の好みも入る余地はないなんです」「ライバルたちの完成度ヤバイよ」ということ。

競合会社のパクリはいけませんが、大いに参考にしていきましょう。

②参考サイトから選ばせる

競合調査を元に、今度はイメージに近いデザインを選びます。

もちろん、ここでも「相談」「報告」というかたちで、社長や部長の意見もうかがっておく。うかがうどころか「アドバイスをもらう」という形でデザインの傾向も選んでもらいます。あとでちゃぶ台がひっくり返るよりいいのです。

社長も部長も「みんなでやってみろ」とか言ってた割にはだいぶ寂しがり屋ですから「アドバイス」なんていう、なんの責任もない仕事なら喜んでするでしょう。

で、参考サイトから選ぶのですが、当てずっぽうに選んではいけません。社長部長にも「イメージが近いものがあれば教えてください」なんて投げても危険です。意味不明なサイトが出てきて、下手したらその路線でいくことになりかねません。

このようなときは「あらかじめプロが厳選した参考サイト」から3つ程度選ぶ。系統の異なるデザインをピックアップします。あくまで「決定とかじゃないので、なんとなくで結構です」と保険もかけておく。上層部にはリラックスしておいてもらいましょう。

プロが選んだ参考サイトから、ウェブ担当者として自分が数個選び、そのうえで上層部に意見を聞いておく。いわずもがな、この時点で結構選択肢は限られてますから、何を選ばれても大惨事は避けられます。

派手好きな社長が「赤と黒がいんだよな!」とか言わないように、先回りをするのです。赤と黒のサイトなんて、ホラー映画以外で需要はありませんから。

③制作会社を巻き込んでいく

競合調査を経てデザインの方向性(あくまで方向性)が決まったら「ウェブ制作会社を巻き込んでいく」というプロセスに入ります。

本当は最初からプロに相談すればいいのですが、社長も部長も見ず知らずの会社の言うことなど素直には聞きません。そのために、今回ご紹介した①②があるのです。

制作会社も①②の情報があると、丸投げされるよりも協力がしやすくなります。つまり、上層部にも制作会社にも有益なんですね。

そのうえで、複数社の制作会社に「デザインコンペ」もしくは「要件定義」を依頼する。

しかし、安易にデザインコンペをするのは有効ではないので、よく考えて。デザインで比べるのは素人的には一見わかりやすく社内も盛り上がるのですが、なかなか難しい面もあるのです。そのあたりは『業者選定での「デザインコンペ」の注意点と解決法とは?』をどうぞ。

なお業者への発注や契約はあせらずに。よくない会社になると発注書に罠があったり、そのあとに結ぶ契約書にトラップがある場合も。

社長部長の満足度も満たしながら

社長部長に「自分たちでやってみろ」と言われて真に受けてはいません。

これを真に受けると、あとで社長や部長が口を出してきたときに「任せるって言ったくせに」と、こちらのテンションがダダ下がります。

冷静に「そうは言われたものの、勝手にやってひっくり返されるほうがウザいから『相談』『アドバイス』で逐次OKをもらっておこう」というのが大人です。

もちろん、その場合には今回の記事でご紹介したように「社長部長をあまり寄せ付けない気迫の『①競合調査(要件定義)』そして『②参考サイトから選んでおいたものから選ばせる』さらに『③制作会社に①②を持って相談』して業者決定のプロセスまでを進んでいく。

社長部長対策と言いつつも、どれも必要なプロセスですし、自分がウェブ担当者ならばやればやるほど発見がある面白い仕事です。実際にはホームページのリニューアルのコツは「ひとつ」だけだったりもしますが、そこは社内政治も大事ですから、いっちょ頑張りましょう。

なお、本サイトの記事は、以下の2つのカテゴリーだけで、そもそもウェブ担当者のための記事しか書いていません。

ホームページを良くするコツ

こんなWEB制作会社に注意

それぞれのカテゴリに現場目線のノウハウを書いてますので、気が向いたものだけでも読んでおくとリスクヘッジできます。

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