星の数ほどあるWEB制作会社
日本国内には現在、約「2万社」のウェブ制作会社があると言われています。
個人のフリーランスなんかも含めたら、この数の倍はいくかもしれません。
日本国内「47都道府県」あるので「1県につき425社」のウェブ制作会社があることになります、少なく見ても。
なかなかの異様な数ですね。
さて、その中で本当に良いウェブ制作会社というのは何社くらいなのでしょうか。
「良いウェブ会社」はある意味存在しない?
そこそこ忙しく、実績も豊富な会社になってくると、それぞれ長所もあり、もちろん短所もあります。
明確に、決定的に何が違うかというと、実際は大したスキルの差はありません。
例えば、御社のウェブ制作を担当するディレクターに「やや新人」があたれば御社的には評価は「まあ普通かな、期待よりは下」でしょうし、ベテランが担当になれば「スムーズでいいな」と安心できるでしょう(それでも普通にトラブルはつきものですが)。
ウェブデザインも、担当するデザイナーによっては結構ムラがあるのが現実で、ゆえに「この会社は絶対にデザインがいい」とは言い切れない、信用しきれないのが現実。まあこれはウェブ制作に限らず、どんなビジネスでもそうですね。
良い保険の営業担当や銀行の担当者もいれば、そうでない場合もある。三井住友銀行だからって絶対に満足度が100%なわけはないってことです。だからってUFJ銀行に変えたところで、満足度が上がるかは未知数。もちろん、それら大手は一定の安心感は保証されるので、そこを目的に会社を選ぶのはありでしょう。
「忙しいウェブ会社」は営業・宣伝しない説
良い制作会社の指標になるかはわかりませんが、忙しいウェブ制作会社は「営業をしてない」「宣伝してない」と言えるかと思います。
ここで言う営業とはDMやテレアポ、ウェブ広告やチラシなどで営業・宣伝してないということ。そんなことをして対応できない顧客を増やしても現場が荒れるだけだからです。
ただし「人数が少ないので営業しない(できない)会社」「宣伝したいけど費用がない」は別。本来は客が欲しいのに単純に手が回らない、資金がないというのは「営業しないでも大丈夫な会社」とは異なるのでここは留意ですね。
上記はひとつの仮説ではありますが、きっと「毎日営業・宣伝しまくっている会社」よりも「黙っていてもリピーターや新規、紹介などで仕事が継続的に取れている会社」だったらなんとなく後者のほうが安心できるのではないでしょうか。
つまり「グイグイ営業、バンバン宣伝してくる会社は、ちょっと冷静に対応しておくのがいいよ」ということです。
ただし「忙しい会社=良い会社」でもない
しかし、忙しい会社は単に「ブラック企業である」というのも、結構このウェブ制作会社の業界ではあること。
深夜でも帰れない、会社に泊まる、おまけに低給料ってのは結構よく聞く話です。忙しすぎて社員が疲弊している=クオリティにムラがある、というケースもあるので気をつけましょう。
「じゃあどうやって会社を選ぶんだよ!」という話ですが、そこは「やってはNGなこと」「やったほうがいいこと」があるので別記事でご紹介しますね。
前編『ホームページ制作業者の選定でよくある間違い「トップ3」』
それぞれ短い記事ですので、流し読みいただければ少しつかめると思います。
読む前の前提としては「良いウェブ会社ってのは多分存在しないで結構担当ディレクターに左右される」「誰がデザインやるかでも大きく変わる」ってことですね。ここもついでに抑えつつ、チェックしてみると良いでしょう。