自慢話はつまらない
ホームページやランディングページを作るときに注意いただきたいのが、コンテンツ内容が「自慢話」ばかりになってないか?ということ。
「〜〜ができるんです」「特長は◯◯◯」「業界ナンバーワン」などなど。
出来レースバリバリの「あざとさ全開のお客様インタビュー」もわざとらしいのでほどほどにしておきましょう。それは昭和のノリです。
読む側は、御社の自慢話ばかりを見ていてもお腹いっぱいになってしまうんです。また、そういうホームページばかりなので、ほとんど読み流しているのが現状。
人間同士でも、ドヤっているばかりの人の話は聞き続けられないですよね。
「お客さんを主語」にする
ホームページを良くするポイントは「お客さん視点で書く」こと。しかし、これがなかなか難しい。
では、製品が「スマホ」でターゲットが「高齢者」としましょう。
「高齢者用スマホを宣伝する場合」の「良い例・悪い例」を見てみましょう。
✕【悪い例】✕
簡単機能でアプリも電話も。シニアに優しい操作性。
◯【良い例】◯
すぐに孫と話せる、家族に会える。
上記は、見るからに良い例のほうがとっつきやすいですが、具体的には何が違うと思いますか?
実は、良い例は「お客さんを主語」にしているんですね。おじいちゃん、おばあちゃんが主役。
悪い例は企業目線によるドヤ話。「簡単機能」なんて漢字で書いてあっても、ちっともカンタンそうではないですね。せっかくの高齢者向け便利スマホなのに「シニア」なんて言われても、ターゲットの購買意欲が上がるとも思えません。
もしあなたが、ちょっとマーケティングの勉強しようと思って「ユーザー目線ってなに?」「ターゲットに寄り添うって何よ?」となったとき。
《お客さんを主語にして文章を考えてみよう》
と、なってみるとちょっと変わってきますよ。
かっこ悪くてもオリジナルを
耳慣れたフレーズは出来上がると「お、それっぽいかも」と安心して使いたくなるものですが、それっぽい言葉ってユーザーの印象には残らないんです。企業がよくやるどうでもいいスローガンなんかもこの類の話。
私たちが昨日見たテレビやYouTube中のCMや家電量販店などの広告を、今日ひとつも思い出せないのと同じなんですね。ぜーんぶ、それっぽかったはずなのに。
お客さんを主語にした文章なら、それがちょっとぐらい不格好でも、語呂が悪くてもいいんです。
むしろそれくらいのほうが、オリジナルで記憶にも残るんですね。
切り口を変えると一気に変わる
今回見てきた例は、
「お客さんを主語にする」
という視点でした。
御社のホームページ、いきなりトップページから「自社語り」「ドヤ話」「スペックや機能のお披露目大会」になっていませんか?
WEBコンサル的な会社の人に「ペルソナが絞れてますか?」などの困惑させる質問を受けて動揺してませんか?
そして、デザインも大事ですが、このスマホ時代に活字・言葉の力は見直されています。結構、私たちはネットで活字、読んでるんですよね。WEBデザインにこだわるのは時間の無駄なんて見方もあるほどですから、営業アプローチの武器は「言葉」という視点は忘れずにおきましょう。
実は、ホームページは完成時が最も未熟品なんです。
さっそく、主語を「お客さん」に変えて、ホームページを見直してみてもらえたら。ユーザーに優しいウェブサイトに生まれ変わりますよ。