幅広いウェブデザインの世界

立体的な3Dデザインや動きのあるパララックスデザイン、のっぺり平らなフラットデザインなど、WEBサイトのデザインの手法は様々です。

と、いきなり専門用語を連発してしまいましたが、今回はここにきて一応人気(笑)の「アイソメトリック・デザイン」をご紹介します。

「アイソメトリック」って何?

何やら響き的に難しそうな「アイソメトリック」ですが、カンタンにいうと「かわいい立体系イラスト」です。

正式名称は「isometric projection」で、その立体加減の角度は「120°」と決まっています。斜め上から見下ろすような角度から描かれたイラストです。

「ボラギノール」「メルペイ」の例

まずは「いぼ痔・きれ痔」界では知らぬ者はいない「ボラギノール」さんのサイトを見てみましょう。

ボラギノールのアイソメトリックデザイン

そして、メルカリでおなじみの「メルペイ」さんはこちら。

メルペイのアイソメトリックデザイン

はい、こんな感じですね。

正直、そんなに「このデザインがキテる!」「いま熱い!」と取り上げるほどのものではないと思っております。2019年あたりから、たまにそんな記事もちらほらありますが…。

というのは、この手法のデザインはかなり昔から使われているからなんですね。しかも無料素材で。

なので無料で「アイソメトリック」のデザインが手に入る方法もご紹介します。

無料で「アイソメトリック」は簡単に手に入る

「アイソメトリック」の無料イラスト素材は、無料イラストの記事でご紹介している「イラストAC」でカンタンに手に入ります。

例えば「ダイバーシティ」がテーマならこんな感じ。

アイソメトリックデザインのダイバーシティの

「ビジネス」系でもさまざま出てきますが、例えばひとつひとつの画像を個別に使えるこんなバージョンも。

アイソメトリックデザインのビジネスシーン

カラフルな色合いのイラストも。

カラフルなアイソメトリックデザイン

これらは無料素材ですので、自由に自社のサイトやブログで使用できます。クオリティもいいですよね。そりゃこの道のプロがぎっちりチェックしたらいろいろ言うことはあると思うんですが、それは見る方からはわかりません。

予算の限られた企業がこういったデザインを導入したい場合、ウェブ制作会社に大金払ってまでオリジナルなものを作る必要はないのでは、と考えます。なので、これをご覧になっているWEB担当者さんや広報の方は「アイソメトリックのデザインはいいけど、予算がなーい」とあきらめずに、無料素材を駆使してみるといいと思います。

なお、イラストACは無料で商用利用可能と言えども、ちゃんと利用規約はチェック。こういったサイトの規約はよく変わりますし、自社でやりたい使い方が規約に触れる可能性もあるからです。

ウェブに予算をかけすぎないで

アイソメトリックデザインされた「お金」

最近はWEB制作費用も高騰しており、それなりのものをちゃんと作るならばやっぱる一定の予算は必要です。

でも、ウェブの予算ってぶっちゃけ人件費ですから、高ければいいものが出来るというもんではありません。宝石やパソコンなら、たいがい高いものはスペック高いと思うんですが、ウェブ制作は単なる労働集約的ビジネスなので。

ですので、高いイラスト費用を出すよりも、ウェブ業者に「この素材使えますか?」と無料素材を出せれば、まずは制作会社が検討してくれるはず。

こういった素材をうまく使って「ターゲットには受け入れられるのか?」「社内の評判は?」「アナリティクスなどのデータでは直帰率などどう出ている?」といったことを試験的に試すのがスマートと考えます。いきなり予算かけずに。

「アイソメトリック」と聞くとすごそうだけど

さまざまなアイソメトリックデザイン

アイソメトリックなど聞くとなんだか大層なもののようですが、この手のデザインはブロガー界隈でははるか昔から多用されています。

有料でも無料でも結構な数の素材が手に入るんですね。なので「いいデザイン=金かかる=あきらめる」でなく、いまはWEBで素材を探せる時代なので、そのあたりも考慮する予算もぐっと下げれる可能性があります。

当サイトでご紹介している無料や有料の素材記事は以下です。どれも質が高いのでオススメ。

有料のものでも「値段の割にかなり安い」ので、なんでもウェブ制作会社の言いなりでなく、発注側としても知識をちょっと持っておくと、ぼったくられずに済むでしょう。

サイト掲載の「無料・有料」素材サイトの記事

「イラスト」の無料素材サイトの記事

「写真」の無料素材サイトの記事

「音楽と動画」の有料素材サイトの記事

「アイコン」の無料素材サイトの記事

企業のWEB担当者さんは、上記の記事やサイトをブクマしつつ、いろいろなウェブ用の素材が無料や格安で手に入る状態にしておくと良いと思います。

いざってときに、制作会社にサンプルや指定素材として出せるのは時短にもなるし、予算の削減にも繋がります。