御社のサイトは何のサイト?

ウェブサイトのリニューアルのご相談を受ける際に、よくあること。

それは「このサイトは『会社案内』のサイト?それとも商用のサイト?」というもの。

サイトの中に会社の詳しい紹介も商品のことも記載されており、どっちも触れたいのはわかるのですが、いささかバランスに欠け、何のサイトかわかりにくくなっているんです。

統一性のないサイトが生まれる理由

散らかった状態をなげく女性

統一性のないサイトが生まれる理由はいくつかあります。

 

①最初は統一性があったが増築増築で意味不明になった

②予算をケチって1サイトに色々ぶっこみすぎた

③盛りだくさんでむしろ良いサイトだと思っている

 

こんな理由ですね。それぞれ事情はあるんですが、第三者からするとサイトの中身は迷路にようになっており、ユーザーを困惑させる仕上がりになっている例がほとんどです。

1サイト1テーマの法則

「1サイト1テーマ」を教える人

検索順位やサイトの質を評価するGoogleは「1サイト1テーマ」というルールを持っています。

内容にバラつきや統一性のないサイトは、評価しないんですね。

評価しない=検索順位での優遇はないことになるので、自社サイトの集客性に大きな影響が出てしまいます。

サイトのテーマを1つに絞り、あとの情報は掲載するにしても最低限にする。

そういったサイトを複数持つことで、サイト同士をユーザもGoogleボット(検索順位評価システム)も回遊させることができ、より自社を明確に知ってもらうことにつながります。

定番は「2サイト」分け、さらにそれ以上も

サイトをテーマ別に2サイトに分けた見本

検索順位の上昇にも一役買う「サイトのテーマ別構築」の定番は「2サイト」の分化。

「会社案内サイト」と「サービスサイト」の2つの棲み分けです。

いまご覧になっているサイトは、ホームページ制作サービスに特化した商用サイト。一方で、このサイトを運営する母体は「株式会社カグラのコーポレートサイト」として別に存在します。

こうして明確に分けることで、ユーザーはサービス内容の説明に集中でき、そのサイトのどこをクリックしても該当サービスの話に触れることができます。迷子になるどころか、どんどんそのサービスについて知ることができるわけです。逆に言えば、ユーザーをずっと口説くことができています。

もしひとつしかサービスをやっていなくても、このように「会社」「商用」と分けることで戦闘力は高まります。検索順位も上がりやすい。

さらに当社の例を引き続きご紹介すれば、ホームページ制作の他にも、セブ島のIT留学「アクトハウス」を運営しています。

他にもオンラインのプログラミング学習「メンタレ」はプログラミング初心者の10代〜40代あたり向け、そして50代以上向けに中高年のプログラミング学習「ロクプロ」もあります。すべて、サイトを「テーマ別」で分けているんですね。ターゲットもバラバラなので当然と言えば当然です。

これらを包括ホールディングス的役割のサイトが、コーポレートサイトになるわけですね。

なんでも屋より「専門店」に

専門的な仕事をする職人

カレーもラーメンも中華もある店ではなく、1ジャンルを専門的に追究しているお店を、ウェブサイトづくりでも目指しましょう。

そのほうがお客さんも迷子にならず注文しやすく、Googleからの評価も高まる大きな利点があります。

ぜひウェブサイトをリニューアルする際は、この点をご留意いただければと思います。