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4月1日 05:41

御社のウェブサイト「良いことだけ」を書いてませんか?

「売り売りサイト」は疑われる

ホームページは制作前、制作中、そしてリリース後も、その過程においてさまざまな打合せを制作会社と行います。

そこで陥りがちなミスは「良いことだけが満載」のウェブサイトが完成すること。

どのページを見ても最高なことだけが書いてあり、非の打ち所がないサービスになっている。そんな眉唾モノの商品があるわけもないことは、ユーザーはわかっています。

売り売りのサイトはかえって怪しく、また企業としても誠実さに欠けているでしょう。

この時代、それは大きなリスクを背負うことになるんです。

「盛りすぎ」が危険な理由

サイトで自社のデメリットに1ミリも触れてないというのは「隠蔽」つまり「ウソ」にも繋がること。

いくら自分の胸のなかで「ウソではない」「他社もそうしている」という言い訳が成り立っていたとしても、お客が気づけない見せ方をしていることに変わりありません。

自社のサイトが「ちょっと盛っているな」「いいことだけ言いすぎてるな」と思ったら。こんな言葉を思い出してください。

《一度ウソをつくと、そのウソをずっと覚えてなければならない》

「ウソ」なんて書くと「うちはウソまではついてないよ!」と言いたくなるかもしれませんが、似たようなもんです。客に本当のことを伝えないで黙ってお金をもら嘔吐しているんですから。

実際の業務に悪影響

サイトであんまり完璧を気取ると、当然、問合せをもらったときに、お客には「完璧であり続ける」ことになります。

鋭い客に「それサイトに書いてなかったよね?」「契約書にも書いてなくない?」なんて突っ込まれたら、営業マンや受付業務はしどろもどろになるでしょう。未熟な社長や部長は自分が矢面に立たないので、この痛みさえも「その対応も経験だ」と正当化するものです。

またお客からのツッコミを切り抜けることができても、客にはしっかり不信感だけが残る。そしてこの時代、ネットやSNS、リアルの口コミですぐに悪評が広まります。こういったことの積み重ねで、会社は倒産したり、サービスは消えてゆくのです。

例えば当社の場合は「制作費は安くないけど、高くもない」「集客できるかの確約はできない、やってみないとわからない」と書いたり、電話でもそう伝えます。ですので、背伸びする必要もなく、営業部に「〜〜〜と言え」などと口裏を合わせる必要もありません。もし当社の営業マンが会社を辞めても「あの会社はウソだから」とは言わないわけです。ホームページ制作は長丁場になることが多いですから、お客さんには当社の人間性を見てもらうようにしています。

サイトでは盛らない。むしろ正直に書いておく。

これがこの時代にフィットするマーケティングのひとつと言えるでしょう。

有名な会社より正直な会社を目指す

とかく経営者は自社を有名にしたがったり、権威を欲しがる傾向にあります。しかしそれは順番が逆ですよね。

有名な会社を目指すより、正直な会社を目指したほうが、将来的な伸びしろは出る。逆に言うと、嘘をつきなれている会社は社員にも慢性的にうっすら罪悪感があり、つまり会社の足元は常に揺らいでいる状態。そんな会社が有名になれるでしょうか。なっても炎上のいい餌食でしょう。

アマゾンの商品レビューを見てもわかる通り、盛ったり偽りのある商品は秒で世間の目にさらされます。騙された恨みは「デジタルタトゥー」としてウェブ上に刻まれ一生消えることはありません。

たかがウェブサイトとあなどってはいけません。一般のお客さんは御社の会社見学に来れるわけでもなく、熱心な社員と話す機会もなく、ましてや社長のブログも著作も読みません。ホームページだけを見て、会社を判断します。そこで「盛りすぎ=ウソつき」をするのがどれだけのリスクとなってくるか―。流行りの「盛りすぎブランディング」はさっさとやめておくのが良いですよ。

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