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kuri

2月23日 18:40

【TOP】注目のつぶやき3個目 ID:153

意味のないブランディングに金を払うな。

 

ブランディングという「商品」

今回は「意味のないブランディングに無駄金をつっこむな」というお話です。

現代ではこの「ブランディング」の定義の幅が広がりきっている面もあり、デザインからキャッチコピー、営業戦略、さらには企業理念にさえも何でも「ブランディング」の配下で語られるケースがあります。

企業理念なんてのは、外部の会社に考えてもらうもんじゃないですよ。どんなにダサいとかセンスないとか言われている企業理念があったとしても、その会社の人たちが考えて決めたものなら尊いものですから。

しかし、昨今の暴走するブランディング至上主義の市場においては「御社がイケてないのはブランディングが出来てないからです」という商品の押し売りが跡を絶ちません。

他社の素晴らしいブランディング実績(しかし売上や集客に結びついたというエビデンスは提示されない)を元に営業をされると、素人な企業は「じゃあちょっとやってみるか」という気持ちになってしまうのです。この時点で、もうブランディングではなく「ブランディングという商品を購入している」という、本質からはズレた状態になっています。

あなたは過去の買い物で「思ってたより良くなかった」「普通だった」「期待しすぎた」「最悪だった」なんて経験をどれだけしてきましたか?購入前のブランドイメージと体験が合致するかそれ以上だったことなんて、幼少の頃に行ったディズニーランドくらいなのではないでしょうか。昨今のブランディングとは、見てくれを整えるだけの作業が横行している、単なる「盛り盛りプロデュース」なのです。そういえば、過剰に良いことしか書いてないサービスやウェブサイトばかりだと思いませんか?

ブランディングを納品する側=制作会社も、納品後の売上や集客については1ミリたりとも責任を持ちません。自分たちがやりたい「クリエイティブ」な作業を、お客さんのお金を使ってやっているだけのこと。仕事を受注する前はブランディングで売上が伸びるようなイメージをお客に持たせますが、納品が近づくにつれ「納品がゴール」にすり替えていくのは王道の手口です。

「安物買いの銭失い」になりたくない心理

「ちょっと高価なものの方が、質は良いはずだ」

「安物買いの銭失いになりたくない」

こういう心理は人間である以上、どうしても働くものです。

味は変えてないのに価格だけを大幅に値上げして販売実績を伸ばしたウイスキー「シーバスリーガル」のように。

「上質なブランディング」「緻密なブランド戦略」なるものに見せかけた高価なまやかしが、市場にはあふれています。

企業が見てくれを整えただけで通用するほど、ビジネスは甘くないのを本当はみんな知っている。なのに「高いものには価値がある」「素人にはわからない魔法が宿っている」と思ってしまうんですね。

ブランディングで会社の中身は変わらない

企業文化や理念、そこから派生するWEBサイトの見せ方や商品イメージなどを一生懸命繕ったところで、その会社の中身が変わるわけではないんですね。

オシャレな洋服と靴をまとっても、その人の人間性は変わらないのと同じ。

かといって、自社にデザイナーやマーケッターを抱えていない中小企業や、スタッフはいるのにいまいち良い施策が出てこない大企業などは、よその手を借りたいというのはよくあることでしょう。

しかしその際にも、ブランディングのプロデュース会社やホームページ制作会社の言われるがまま高額な見積書やさりげなく渡される不利な契約書にサインをするでなく、自社がどうありたいのかという目標くらいは自社で決めておき、その道を進むうえでの手伝いをしてくれる会社を選定すべきでしょう。

ブランディングを変えたくらいで売上が上がるわけではありません。しょうもないスローガンで社内の士気は上がりません。成功例ばかりが目に入るかもしれませんが、失敗例や無駄撃ちがどれほど量産されているかにも目を向けてみるのが良いです。

なんなら、営業してくる会社に「御社のブランディング実績での失敗例とその原因を教えてください」と聞いてみるのがおすすめ。

全部が成功などありえないですし、もし成功例しかないと言うのならば何をもって成功というのかも確かめる。そういった腹を割った話もできない会社とは組むべきではないのです。

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